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今回のニュースで注目されたのが、基礎を支えるための「杭」。
この杭工事の前提となるのが、地盤調査です。今回は木造住宅ではありますが、調査の方法や結果報告書について、紹介してみようと思います。

◆木造住宅における地盤調査方法
一般的な方法のひとつが、「スウェーデン式サウンディング試験」と言われるものです。
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写真にある自動式機械により、先端がキリ状になっているスクリューポイントを取り付けたロットに過重をかけて、地面にねじ込み、25僂佑弦むのに何回転させたかを測定するものです。
調査可能な深さは約10mまでで、原則として敷地内で5箇所以上のポイントで測定を行います。
測定箇所は、建築予定建物の四隅とその中央で、建物の中央は建物の対角線の長い方の中心箇所となります。
この調査は、作業スペースをあまり必要とせず、比較的安価でできるメリットがありますが、土中にガラなどがあった場合にロッドが侵入せず、硬い地盤と間違えてしまうことがあったり、土を採取して調査するものではないため、土質の判定にバラつきが所持やすいなどの欠点もあります。

◆地盤調査報告書のポイント
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上の画像が、調査報告書になります。この書面を見るポイントが…

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先端にスクリューポイントを取り付けたロッドを地面に突き立て、25→50→75→100圓伐拿鼎鬚けていった際の沈下を観測したものです。ある荷重をかけた場合に、ロッドが地中に入ったなら、自沈(沈み込み)として、その荷重値を記録したものです。
1.0kNと表示されているということは、ロッド自体の自沈がなかったことを示します。
写真の報告書では、深さ1.0mで自沈が見られなかったことになります。
換算N値
N値は、地盤の固さを示す一般的な指標となるものです。ゆえに数字が大きければ大きいほど硬く締まった地盤であることが言えます。換算するには、砂質土と粘性土のタイプに分けて数式があり、それに基づいて計算していきます。
・砂質土→3×荷重(Wsw)+0.05×半回転数(Nsw)
・粘性土→2×荷重+0.067×半回転数
粘性土で15以上、砂質土で30以上の値となれば、非常に硬い地盤と言えます。
写真の報告書では、砂質土の最大換算N値は深さ4.75mで14.0Nとなっています。
5容支持力qa
地盤の判断基準となるもので、長期許容地耐力とも言われています。建物の荷重によって、地盤が破壊しないような強度を示しています。この数字を見て、基礎の構造や設計が決められます。
一般的に木造住宅の場合は、この値が20kN/岼幣紊必要とされています。
写真の報告書では、深さ1.0m以降は必要な許容支持力があることがわかります。

ポイントを踏まえて、写真の報告書での場合、「布基礎(深さ60僉+杭基礎(深さ2.0m)」となりました。(柱状図右側の逆T字が基礎で、その下に伸びているグレーの部分が杭)

これら報告書は必ず、建物の工事を請け負った業者が地盤調査会社から提出されるもので、調査会社の考察により、基礎設計が行われますので、地盤に関して疑問や不安があれば、施工業者に確認してみるといいでしょう。

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